ダイムラーは、傘下の三菱ふそうトラックバスが、EVトラック『eCanter』の導入市場を拡大すると発表しました。ポルトガルの首都、リスボンにeCanterを10台を引き渡しています。
ダイムラーは2017年、電動トラックとバスを扱う「E-FUSO」ブランドを立ち上げて、新ブランドのE-FUSOを立ち上げることで、全車種の電動化に向けた取り組みを明確にしたそうです。
eCanterは総重量7.5トンで、最大積載量は車体や用途によって最大4.5トンまで対応。永久磁石モーターを備えた電気ドライブトレインは、365 V・13.8 kWhの高電圧リチウムイオンバッテリー6個を動力とし、後軸のシングルギアトランスミッションを経由して135 kWを生み出します。
1回の充電による航続距離は100kmを超え、市内配送には充分な距離を実現し、排出ガスゼロのeCanterによって、持続可能な都市環境の創出に貢献できるだけでなく、従来のディーゼルトラックと比較して走行1万kmあたり最大1000ユーロの運用コスト削減を可能にするという。
この取り組みは、電動化プロセスの頂点である大型トラックの開発だけではなく、今後の三菱ふそうトラックとバスの全車種に、電動パワートレーンのオプションを追加していくとしています。
【 MITSUBISHI FUSO - eCanter の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=oeA9TK1vrjg